モロッコのレストラン事情

モロッコ料理で有名なものは、クスクスとタジンです。クスクスは毎週金曜日に食べるのが慣例ですが、レストランではいつでも食べられます。又、タジンは煮込み料理の総称で、肉、シーフード、野菜と様々な種類があり、毎日食べても飽きません。
ハリラスープ、野菜たっぷりのモロカンサラダ、パスティラなどもおすすめ。モロッコ料理は野菜や豆類が豊富でヘルシーなのも嬉しいところです。スパイスをふんだんに使っていますが基本辛くはないので、辛いものが苦手な方やお子様でも食べられます。
モロッコはオリーブの一大産地ですので、どのレストランでもオリーブ盛りを出してくれますが、味付けも種類も豊富でとても美味しいです。


「モロッコは毎日モロッコ料理ばかり?」とよく質問されますが、全然そんなことはありません。ヨーロッパ人の移住者が大変多いこともあり、フレンチ、イタリアン、地中海料理、スペイン料理をはじめ、インド料理、タイ料理、ステーキハウスなど何でも揃っています。モロッコ料理に飽きてもレストランの選択肢はたくさんありますのでご心配なく。
最近都市部では、サラダ専門店やオーガニックカフェ、ベジタリアン、ビーガンフードなどの店も増え、レストラン選びには困りません。

また、モロッコ人はとにかくよくお茶をする文化があるせいか、カフェが豊富。
地元民が行く街中のカフェは、イスラム文化の影響で店内はほぼ男性、テラス席も全員男性なので、旅行者や女性には少々入りにくいかもしれませんが、地元ヨーロッパ人や観光客が行くカフェは女性1人でも入りやすいです。テラス席やルーフトップがある店が多く、とても気持ちがいいです。

フランスが統治していた時期があるためか、パンがとても美味しいのも特徴。
海辺にあるカサブランカ、タンジェ、エッサウィラなどでは、シーフードが新鮮でとても美味しいのでおすすめです。
一方、内陸部の街では、モロッコは保冷車が一般的ではないこともあり、新鮮なシーフードを食べられるところは少なく、肉料理が主体になります。イスラム教の国ですので、豚肉料理はなく、主に鶏肉、牛肉、羊肉が中心です。お腹をこわすのが心配な方は、内陸部の街では高級レストラン以外ではシーフードを避けたほうが無難かもしれません。
水は基本的にミネラルウォーターです。
生野菜や、飲み物に入っている氷を心配される方もいますが、そこまでは心配される必要はないように思います。

★日本食について

日本料理風の店は多数存在していますが、きちんとした日本人の料理人がいる正統派の和食店は、私どもが知る限りではモロッコ国内に2軒しかありません。。
なかなかのお値段ですが、モロッコ人の富裕層とヨーロッパ人に大変人気で予約が取れないほどですので、ご希望のお客様はお早めにお問い合わせください。

 

★お酒について

モロッコはイスラム教の国ですので、基本地元民が行くような食堂、屋台、カフェなどではお酒の提供はありません。モロッコではお酒を提供できるライセンスを取るのが非常に難しいという理由もあり、特に旧市街の中にあるレストランでお酒が飲めるところは数軒しかありません。当社ではお酒を提供しているレストランはだいたい把握していますので、ご希望の方はお問い合わせくだい。

一方、新市街にある外国人もよく行くようなレストランや、ホテルのBar、クラブなどでは普通にお酒を提供しているところがほとんどです。
モロッコには実はワイナリーがたくさんあり、モロッコワインの生産がさかんです。
なかなか美味しいのでぜひ試してみてください。


スーパーマーケットにはお酒を扱っているところとないところがあります。お酒を扱っているスーパーでも、CAVEと書いてある入り口が別にあり、売り場が分かれているのが普通です。
各都市のお酒を扱っている場所は、当社ドライバーが把握していますので、お買い求めになりたいお客様はドライバーに尋ねてください。他のイスラム諸国に比べて飲酒に関しては比較的寛容ですが、買ったお酒を歩きながら飲んだり、公園などの公共の場所で飲むのは厳禁ですので注意しましょう。

なお、都市部では比較的簡単にお酒が手に入りますが、地方の小さい街やサハラ砂漠のほうではお酒が買える場所はほとんどありません。サハラ砂漠に行かれる方は、事前にワインを購入して満天の星空の下で乾杯もなかなか良いものですのでおすすめです。
事前にお酒の準備をご希望の方は、お知らせいただければ、私たちのほうで準備しておくことも可能です。